東京都(職員)
Tokyo Metropolitan Government
東京を想う心が未来をつくる力になる
東京都は首都を担う広域自治体で、職員は福祉・教育・都市づくり・防災・環境・産業振興・財政など都政のあらゆる分野を担う。大学卒業程度の行政職(事務)の主な採用ルートはⅠ類B採用試験で、東京都人事委員会が実施する。試験は教養・専門・論文・個別面接の「一般方式」と、SPI3とプレゼンテーション・グループワーク付きの面接で選ぶ「新方式」に分かれ、新方式には大学3年生相当の21歳から受けられる秋の「第2回」もある。どの方式で入っても採用後の職務・配属・給与・昇任の扱いに違いはない(試験案内)。配属先は知事部局のほか、交通局・水道局・下水道局などの公営企業局、行政委員会、学校事務などに広がり、数年ごとの異動で幅広い分野を経験する。試験案内は「東京を想う心が未来をつくる力になる」と掲げ、求める人材像として高い志と豊かな感性、自ら課題を見つけて行動する力、都民から信頼され協力して仕事を進める力、困難に立ち向かい道を切り拓く力の4点を示している。
職種を選んで方向性を確認
読み込み中…
事業セグメント
知事部局
福祉・保健医療・産業・都市づくり・環境・財務・総務など、知事のもとで都政の政策と事業を担う各局。行政職の主な配属先(局の構成は年度により再編がある)。
公営企業局(交通局・水道局・下水道局)
都営交通、上水道、下水道といった都民生活を支えるインフラ事業を運営する。事務職・技術職とも配属先となる。
行政委員会・学校など
人事委員会・選挙管理委員会などの行政委員会の事務局や、都立学校の事務など。試験案内で配属予定先として示されている。
選考フロー
28卒(2028年3月卒)の想定スケジュール:①大学3年の夏(2026年6〜9月)に都庁インターンシップや説明会。②大学3年の秋に「新方式・第2回」を受験可能で、令和8年度は申込2026年8月25日〜9月7日(締切済)、1次SPI3は9月18日〜10月8日、1次発表10月30日、2次11月16日〜27日、最終合格12月11日。合格者は2027年6月以降に採用面談、10月に内定、2028年4月採用となる(試験案内)。③大学4年の春(2027年)に令和9年度の新方式(1次SPI3は3月頃、最終合格5月末頃)と一般方式(1次4月中旬、最終合格7月上旬)を受験できる見込み。令和9年度の日程は本調査時点(2026-10-10)で未公表のため、令和8年度実績からの推定(令和8年度の春試験の日程は2025年12月19日に報道発表されたので、令和9年度も2026年12月頃の発表が見込まれる)。一般方式と新方式(春)は同じ年度に併願できないため、どちらで受けるかを大学4年の2月までに決める必要がある。
- 1
(任意)インターンシップ・説明会
所要:夏季中心都庁インターンシップ(2026年は6月申込)、都庁 ONLINE SESSION、都庁 WEB EXPO、「若手職員と話そう」などの機会がある。参加の有無が試験の合否に影響するという公式記載はない。
- 2
【新方式・第2回(大学3年の秋)】第1次試験:適性検査(SPI3)
所要:テストセンターでのSPI3+事前の性格検査21〜29歳が対象で、28卒は大学3年の秋に受験できる。令和8年度は申込8月25日〜9月7日、1次は9月18日〜10月8日にテストセンター(リアル会場またはオンライン会場)でSPI3-Uを受け、事前に自宅で性格検査(合否には関係なし)。同じ期限(10月8日)までにプレゼンテーション・シートと面接シートを事前提出する。
- 3
【新方式・第2回】第2次試験:口述試験(1日で2回)
所要:午前・午後の計2回令和8年度は11月16日〜27日のうち都が指定する1日。午前に事前提出したシートを使ったプレゼンテーションと個別面接、午後にグループワークと個別面接を行う。最終合格は12月11日。21歳で最終合格した場合、令和9年6月以降の採用面談、10月の内定を経て令和10年(2028年)4月以降の採用となる。
- 4
【新方式(大学4年の春)】SPI3 → プレゼン・グループワーク面接
所要:3月〜5月22〜29歳が対象。令和8年度実績では2月16日に案内公表、3月11日〜24日にSPI3(テストセンター)、事前提出資料の期限は3月24日、2次は5月8日〜20日(午前プレゼン+面接、午後グループワーク+面接)、最終合格5月29日。28卒向けの令和9年度日程は未公表(2026-10-10時点)。同じ年度の一般方式とは併願できない(令和8年度一般方式の試験案内に、一般方式に申し込む人は同年度の新方式に申し込めないと明記)。Ⅰ類Aとは併願可。
- 5
【一般方式(大学4年の春)】教養・専門・論文 → 個別面接
所要:4月〜7月22〜29歳が対象。令和8年度実績では申込2月16日〜3月10日、1次試験4月19日(教養試験2時間10分・専門記述2時間・論文1時間30分)、1次発表6月4日、2次(主として人物についての個別面接)6月17日〜29日、最終合格7月10日。教養試験が一定基準に達しないと論文・専門は採点されない。
- 6
採用候補者名簿登録・採用面談・内定
所要:—最終合格者は採用候補者名簿に登録され、任命権者(知事・公営企業管理者・教育委員会等)の採用面談を経て内定する。春の試験は8月に採用面談、10月上旬に内定、翌年4月採用が原則(令和8年度試験案内)。最終合格しても採用されない場合がある。
注意点
- ・一般方式と新方式は試験科目が違うだけで、採用後の職務・配属・給与・昇任の扱いに違いはない(試験案内)。
- ・Ⅰ類B採用試験はⅠ類A採用試験(大学院修了程度)と併願できる(採用HP)。
- ・同じ年度のⅠ類B一般方式と新方式(春)は併願できず、どちらか一方を選ぶ(令和8年度一般方式の試験案内)。一般方式・新方式で最終合格した人は、同年度の新方式・第2回で同一職種に申し込めない。
- ・令和9年度(28卒の大学4年春)の試験日程は本調査時点(2026-10-10)で未公表。令和8年度の春試験(Ⅰ類A・Ⅰ類B一般方式・新方式)の日程は2025年12月19日に人事委員会事務局が報道発表し、試験案内は2026年2月16日に公表、その他の試験と採用予定者数は2026年2月13日に発表された。令和9年度も春試験の日程は2026年12月頃の発表が見込まれる(推定)。
- ・新方式・第2回は、同じ年度の一般方式・新方式で最終合格した人は同一職種に申し込めない(試験案内)。
- ・行政(一般方式)などの採用候補者名簿は名簿確定日から3年間有効で、進学などで採用時期を遅らせる余地がある(試験案内)。
- ・令和8年度の採用予定者数は、行政(一般方式)500人、行政(新方式)190人、新方式・第2回は行政・技術で244人(うち行政105人)(採用HP)。
- ・東京都は民間企業ではないため、財務情報(売上・利益)は掲載していない。
求める人物像(東京都「求める人材像」6因子。編集部の整理で、公式の評価基準ではありません)
東京都人事委員会の試験案内に示された「東京都の求める人材像」4項目(高い志と豊かな感性/進取の気性と自ら課題を見つけ行動する力/都民から信頼され協力して仕事を進める力/困難に立ち向かい道を切り拓く力)に、試験で課される政策提案(論文・プレゼン・グループワーク)と面接の観点を加えて6因子に整理したもの。就活マスター編集部による再構成で、公式の評価基準ではない。
高い志・都民への想い
東京と都民のために働きたいという動機と、社会の変化を感じ取る感性。求める人材像の筆頭に挙げられている。
高い人の特徴:東京のどんな課題を、なぜ自分が解決したいのかを語れる、身近な生活の中から行政の役割に気づける注意ポイント:安定性や待遇だけが志望理由になっている、都と区市町村・国の役割の違いを理解していない自ら課題を見つけ行動する力
前例にとらわれず、自分で課題を見つけて進んで動く力。求める人材像の「進取の気性」にあたる。
高い人の特徴:誰かに言われる前に改善点を見つけて提案する、新しいやり方を試し、結果から学ぶ注意ポイント:前例どおりに進めることを優先する、問題に気づいても自分の担当外として見過ごす信頼と協働
都民や関係機関から信頼され、周囲と協力して仕事を進める力。グループワークと面接で直接確かめられる。
高い人の特徴:異なる意見を聞き取り、合意に向けて議論を整理できる、相手の立場に立って丁寧に説明できる注意ポイント:議論で自分の案を押し通そうとする、説明が一方的で、相手の理解を確かめない困難に立ち向かう力
災害対応や利害調整など困難な局面でも逃げずに向き合い、道を切り拓く力。
高い人の特徴:思い通りにいかない状況でも、手段を変えて前に進める、批判や反対を受けても冷静に対応できる注意ポイント:ストレスのかかる場面で判断が止まる、困難な仕事を避ける傾向がある政策を構想し伝える力
資料から課題を読み取り、現状・課題・取組・効果の筋道で解決策を組み立て、文章や口頭で伝える力。論文・プレゼン・グループワークで評価される。
高い人の特徴:データから課題を特定し、実現可能な取組を提案できる、限られた時間で要点を分かりやすく話せる注意ポイント:理想論だけで実現方法や効果が示せない、資料の読み取りが浅く、根拠のない主張になる公務員としての誠実さ・公平性
都民全体の奉仕者として、公平・誠実にルールを守って仕事をする姿勢。面接で倫理観や対応場面を問われることがある。
高い人の特徴:特定の立場に偏らず、公平な判断を心がけられる、ミスや問題を隠さず報告できる注意ポイント:身近な人の都合を優先してしまう、規則を軽く考える発言をする
適性検査
新方式(春)・新方式・第2回(秋)の第1次試験は、公式の試験案内でSPI3(SPI3-U、テストセンター方式=全国のリアル会場またはオンライン会場)と明記されており、言語的理解力・数的処理能力・論理的思考力を問う。受検前に自宅で性格検査を受けるが合否には関係しない。確度は高(一次情報)。一方、一般方式の第1次試験は民間の模試形式に当てはまらない公務員試験で、①教養試験(五肢択一40題・2時間10分。知能分野24題=文章理解・英文理解・判断推理・数的処理・資料解釈・空間概念、知識分野16題=人文・社会・自然科学・社会事情)、②専門試験(行政は記述式10題中3題・2時間)、③論文(1,000〜1,500字程度・1時間30分)の3科目。教養試験の数的処理・判断推理はSPI非言語と重なる部分もあるが、専用の過去問(採用HPで公表)での対策が必要。
情報源(19件、Tier付き)
- T1[official]https://www.saiyou2.metro.tokyo.lg.jp/pc/selection/rw08/section-1b1.html東京都職員採用HP。令和8年度Ⅰ類B(一般方式)の採用予定者数(行政500人など)、受験資格(22〜29歳、令和9年4月1日時点)、日程(1次4月19日〜最終7月10日)、試験科目(教養・専門記述・論文・個別面接)。
- T1[official]https://www.saiyou2.metro.tokyo.lg.jp/pc/selection/rw08/section-1b2.html令和8年度Ⅰ類B(新方式)。1次は3月11日〜24日のSPI3(SPI3-U・テストセンター方式)、2次は5月8日〜20日のプレゼンテーション/グループワークと個別面接、最終合格5月29日。行政(新方式)の採用予定者190人。
- T1[official]https://www.saiyou2.metro.tokyo.lg.jp/pc/selection/rw08/section-1b2-02.html令和8年度Ⅰ類B(新方式・第2回)。21〜29歳(大学3年生相当から)が対象。申込8月25日〜9月7日、1次(SPI3)9月18日〜10月8日、1次発表10月30日、2次11月16日〜27日、最終12月11日。
- T1[official]https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/saiyou/08annai_1b令和8年度Ⅰ類B採用試験案内(一般方式・新方式、東京都人事委員会)。求める人材像、教養試験の出題分野、論文字数、一般方式と新方式の比較(採用後の扱いに違いなし)、採用面談(8月予定)・採用内定(10月上旬)。
- T1[official]https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/saiyou/1b_2_08annai令和8年度Ⅰ類B(新方式・第2回)試験案内。SPI3-Uと事前の性格検査(合否に関係なし)、2次は午前・午後の計2回の口述試験、事前提出資料(プレゼンテーション・シート、面接シート)、21歳合格者は令和10年4月以降の採用、名簿は令和12年4月1日採用まで有効。
- T1[official]https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/saiyou/1b_08ronbun令和8年施行Ⅰ類B論文問題(一般方式)。1時間30分、1,000字以上1,500字程度、性別にとらわれず誰もが活躍できる社会の実現に関する2問構成。
- T1[official]https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/saiyou/08gw_gyosei_theme1令和8年施行Ⅰ類B行政(新方式)グループワークテーマ1。討議時間50分、家庭の食品ロス削減策をホワイトボードにまとめる課題。
- T1[official]https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/saiyou2024/06mondai/1b-s/presen/06presen-gyousei-shin.pdf令和6年施行Ⅰ類B行政(新方式)プレゼンテーション・シート作成問題。当時は試験会場で1時間30分で作成し、2次で5分間のプレゼンに使用。令和7年度(春)から試験会場での作成は廃止され、自宅等で作成して事前提出する方式に変わった(2026-09-30訂正。従来は令和8年度からの変更と記載していた)。
- T1[official]https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/saiyou/1b_08jisshi令和8年度Ⅰ類B(新方式)の実施状況(人事委員会事務局、2026年5月29日)。区分別の申込者数・受験者数・最終合格者数。
- T1[official]https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/07/2025071115都庁報道発表(令和7年度 新方式・第2回の試験案内)。大学3年生相当の年齢から受験でき、最終合格者は採用時期を最大3年の範囲で選べる制度の説明。
- T1[official]https://www.saiyou2.metro.tokyo.lg.jp/pc/selection/rw08/section-1b1-02-documents.html採用HPの新着情報。都庁インターンシップ2026(申込6月17日まで)、都庁 ONLINE SESSION 2026、都庁 WEB EXPO などの説明会・イベント情報。
- T3[media]https://www.agaroot.jp/komuin/column/tokyo-metropolitan-government-interview-reproduction/アガルートの面接再現コラム。一般方式2次の個別面接(面接官3名・約30分)、面接シートの項目、深掘りの傾向、受験者の感想。
- T3[media]https://koumuin-right.co.jp/column/totyoutaikenki/2020年度 行政(新方式)の合格体験記。プレゼンシートの構成、5分プレゼンの練習、8人・50分のグループワーク、面接での「あなたならどうする」型の質問。当時は3段階選考で現行と形式が異なる。
- T1[official]https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/saiyou/07_henkouten01人事委員会事務局「令和7年度(春)東京都職員採用試験(Ⅰ類B新方式)がさらに受けやすくなります!」(令和6年8月15日)。1次をテストセンター方式のSPI3(SPI3-U)に変更、プレゼンテーション・シートの試験会場での作成を廃止し口述試験の事前提出資料に変更(記載内容は「これまで学んできたことや経験したことなど自己の強みを活かして、都政で実現したいこと」等)、技術区分は専門性確認シート、日程の約1か月前倒し。前年度の試験日程の発表は1月下旬、採用予定者数は2月中旬だったと記載。
- T1[official]https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/02/2026021301都庁報道発表「令和8年度都職員採用試験日程・採用予定者数等決定」(2026年2月13日)。Ⅰ類B一般方式4月19日、新方式3月11日〜24日(受験者が選択)、新方式・第2回9月18日〜10月8日。
- T4[other]https://note.com/wo_melt10/n/n3538fce6307e受験者が無料で公開しているnoteの合格体験記(2025年度=令和7年度・行政〈新方式〉、26卒)。2月下旬エントリー→3月下旬テストセンター→5月中旬〜下旬の口述試験、事前提出シートでの5分以内のプレゼン、約1時間の議論と5分の発表のグループワーク、午前・午後2回の個別面接の質問。現行形式の体験記として使用。
- T1[official]https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/saiyou/1b_08menshi令和8年度Ⅰ類B(一般方式)第2次試験の事前提出資料の案内(公式PDF)。面接シートの質問内容7項目(学習・研究内容250字、力を入れて取り組んだこと3つ以内・各40字、成果や達成感を得た経験300字、志望理由300字、採用後にやってみたいこと300字、職歴、希望する行政分野最大2つ)と提出期間(4月22日〜6月5日)。
- T1[official]https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/saiyou/08gyosei_1b_s令和8年度Ⅰ類B(新方式)行政の第2次試験の事前提出資料の案内(公式PDF)。プレゼンテーション課題の文言、面接シートの質問内容6項目(力を入れて取り組んだこと3つ以内・各40字、成果や達成感を得た経験350字、志望理由400字、採用後にやってみたいこと400字、職歴、希望する行政分野最大2つ)、プレゼンテーション・シートの作成要領(A4横1枚・PDF)、提出期間(3月11日〜24日)。
- T1[official]https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/12/2025121916人事委員会事務局の報道発表(2025年12月19日)。令和8年度東京都職員採用試験(春)の日程(Ⅰ類A・Ⅰ類B一般方式・新方式の申込期間、第1次試験日、最終合格発表日)。春試験の日程が前年12月に発表された実績として参照。
この企業ページへの訂正・削除のご連絡
東京都(職員)のご担当者さま、または掲載内容に誤りを見つけた方は、こちらのメールからお知らせください。受付から2営業日以内に該当箇所を一時的に非表示にし、一次情報と突き合わせたうえで7営業日以内に回答します。