論理的読解言語GAB
人の腸内には多種多様な細菌がすんでおり、その構成は食事や生活習慣によって変化する。ある研究グループは、健康な成人百人を対象に、食物繊維を多く含む食事を四週間続けてもらい、その前後で便に含まれる細菌の構成を調べた。参加者には、食事の内容を毎日記録してもらった。その結果、食物繊維を分解する働きをもつ細菌の割合が、多くの参加者で増えていた。ただし、増え方には大きな個人差があり、ほとんど変化しなかった参加者もいた。変化の大きさと、年齢や性別との間には、はっきりとした関係は見られなかった。研究グループは、食事を変える前の腸内細菌の構成が、変化のしやすさに影響している可能性があると考えている。また、食事を元に戻して四週間後に再び調べたところ、細菌の構成はおおむね元の状態に戻っていた。研究グループは、食事による腸内細菌の変化を保つには、食習慣を継続することが必要だと指摘している。
研究グループは、食事を変える前の腸内細菌の構成が、変化のしやすさに影響している可能性を考えている。