論理的読解言語GAB
高齢者の中には、複数の医療機関から処方された薬を同時に飲んでいる人が少なくない。飲む薬の種類が増えると、飲み忘れや飲み間違いが起こりやすくなる。薬の飲み間違いは、体調の悪化や入院につながることもあり、本人だけでなく家族の心配の種にもなっている。ある薬局チェーンは、服薬の時間になるとスマートフォンに通知が届き、飲んだら画面を押して記録するアプリを開発した。アプリは無料で利用でき、同社の薬局で処方された薬の情報は自動で登録される。記録は家族も確認できるため、離れて暮らす家族が見守りに使うこともできる。同社が利用者に行ったアンケートでは、七割以上が「飲み忘れが減った」と回答した。ただし、アプリの利用者は七十代前半までが中心で、八十代以上の利用はまだ少ない。スマートフォンの操作に慣れていないことが主な理由と考えられるため、同社は薬局の店頭で操作方法を教える相談会を定期的に開いている。
アプリの記録は、利用者本人しか確認できない。