本ページは、就活マスター編集部が公開情報をもとに作成した非公式の企業研究です。アーサー・D・リトルが作成・監修したものではなく、同社とは関係がありません。 選考内容・日程・条件は変更されることがあり、最新かつ正確な情報は必ず同社の公式採用サイトでご確認ください。 最終確認日 2026-10-27(28卒向け。公式情報が未公表の項目は前年度の実績や「推定」「編集部の整理」と表示しています)。 誤り・訂正・削除のご連絡はinfo@takumiza.comへ。
戦略コンサルティング本社:東京都港区東新橋(汐留シティセンター)/グローバル創業地:米国ボストン(ケンブリッジ)28卒向け(最終確認 2026-10-27)

アーサー・D・リトル

Arthur D. Little

The Difference — 人・技術・戦略をつなぐ

アーサー・D・リトル(ADL)は1886年、マサチューセッツ工科大学のアーサー・デホン・リトル博士が設立した「世界初の経営コンサルティングファーム」。科学者が起こしたファームという出自から技術とイノベーションに強く、「人」「技術」「戦略」をつなぐことで、企業のパフォーマンス向上と、デジタル技術や産業の融合による変革を支援する。日本法人のアーサー・ディ・リトル・ジャパンは1978年設立で、アジア太平洋地域のヘッドオフィスとして東京オフィスが域内を統括する。自社の強みから新事業の基盤を導き出す独自手法(IPF・TPF)を持ち、研究開発戦略・新規事業・技術経営に関する案件で知られる。クライアントと横に並んで伴走する「side by side」を信条に掲げ、東京オフィスではプロジェクトの7割超がトップライン成長に関わるとしている。新卒は夏・冬のインターンシップ経由の選考が中心で、28卒のサマーインターン募集は2026年5月に締め切られた。非上場で財務数値は公開情報なし。

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事業セグメント

  • 技術・イノベーション戦略

    研究開発戦略、技術の事業化、知財・技術ポートフォリオの評価など。独自手法IPF(イノベーションプラットフォーム)・TPF(技術プラットフォーム)を用いる。

  • 成長戦略・新規事業

    既存事業の強みを起点にした新規事業の探索と立ち上げ、中長期の成長戦略策定。インターンの課題テーマにも頻出する領域。

  • 産業融合・デジタル変革

    自動車・エネルギー・通信・製造など産業の境界をまたぐビジネスモデル変革や、デジタル技術を用いた事業変革を支援する。

  • 組織・オペレーション変革

    組織マネジメント、業務改革、人材への投資と技術への投資のバランスなど、変革の実行を支える領域。

  • サステナビリティ・公共

    脱炭素・スマートシティ・社会課題解決などのテーマで、企業や政府機関に助言する。公共系のケースが面接で出た報告もある。

選考フロー

28卒(2028年3月卒):サマーインターンシップ2028は2026年4月1日に告知、ES締切は5月17日(公式)。同社がPR TIMESで出した募集開始の発表では、28卒サマーは2026年8月3日〜5日と9月2日〜4日の2ターム・対面開催とされている。本調査時点(2026年9月29日)で「28卒夏採用は募集終了」と表示されており、28卒向けウィンターの告知はまだない。過去のウィンターは、26卒向けが2024年9月30日〜10月27日に募集して2025年1月15日〜17日に東京で対面開催(同社プレスリリース)、27卒向けが2025年10月21日告知・11月9日締切だったため、28卒向けも2026年9月末〜11月にES募集、12月〜2027年1月頃に実施される見込み(推定)。インターン参加後に面接を重ねて内定に至る流れが体験記で多く報告されている。

  1. 1

    エントリー・ES提出

    所要:募集開始から約2〜6週間

    インターン(サマー/ウィンター)の募集ごとにエントリー。ESは「学生時代に一番力を入れて取り組んだことと、そこから学んだこと(300字)」の1問が24〜27卒でほぼ共通。28卒サマーは2026年5月17日締切(公式)。

  2. 2

    Webテスト・筆記ケース(またはAIケース面接)

    所要:合計1〜2時間程度

    23〜26卒は玉手箱(言語=論理的読解、計数=図表の読み取り)と、800字前後の筆記ケース(企業の成長戦略・売上向上策を40〜45分で記述)の組み合わせが中心。27卒は玉手箱に加えて、CaseMatchを使ったAIケース面接(約35分)と短時間の筆記ケース(20〜25分・800字程度)の報告がある。28卒の形式は体験記が出ておらず未確認で、28卒向けの解説記事では筆記・Webテストは実施されないこともあるとされている。

  3. 3

    一次面接(人物+フェルミ推定+ケース)

    所要:約60分

    オンラインで約1時間、社員1名(若手〜シニアマネージャー)。前半でガクチカ・志望動機を深掘りし、後半はフェルミ推定→関連する売上向上・新規事業ケースを議論する形式が多い。筆記ケースの内容を掘り下げられた報告もある。

  4. 4

    インターンシップ(3〜4日間)

    所要:3〜4日間

    2〜3名の少人数チームに社員2名がつき、実在企業の10年後を見据えた新規事業戦略などを立案する。事前資料はなく公開情報から自分たちで調査し、毎日の壁打ちで厳しいフィードバックを受ける。

  5. 5

    インターン後の面接(複数回)

    所要:各30〜60分

    マネージャー・プリンシパルとの面接が1時間×2本などの形で複数回。新規事業立案型のケース(例:自動車業界の新規事業、豪雨をビジネス機会にする方法)と人物面接を組み合わせる(23〜24卒実績)。

  6. 6

    最終面接・内定

    所要:60分程度

    パートナーとの面接。志望動機・入社後にやりたいことに加え、売上を大きく伸ばす方法などのケースで議論する報告がある(24卒実績)。

注意点

  • ・新卒募集は公式採用ページのNEWS欄で告知される。締切が短いため、秋以降は定期的に確認する。
  • ・27卒からCaseMatch(AIケース面接サービス)を使った選考の報告が急増しており、28卒も同様の形式が続く可能性が高い(推定)。
  • ・中途採用は通年で受け付けている(公式)。新卒の募集要項・初任給は公式採用ページ上で公開情報なし。
  • ・東京オフィスはアジア太平洋地域のヘッドオフィスで、日本主導のプロジェクトが多いと公式に説明されている。
  • ・外資就活ドットコムの28卒向け解説では、サマーインターン選考の流れをES→グループディスカッション→個人面接(フェルミ推定・ノータイムケース)としている。ただし確認率の母数の卒年は示されておらず、就活会議・ワンキャリアで確認できたGDの体験記は17〜21卒のインターン選考のものに限られ、27卒の報告ではGDは見当たらない。28卒でGDが課されたかは未確認。

求める人物像(ADL「ディファレンス」6因子。編集部の整理で、公式の評価基準ではありません)

公式の「求める人材」(アントレプレナー、両利きの思考、現状を打開する創造者、伴走者、ネットワークの媒介者、サステナビリティの推進者)と、ケース面接ページで示された評価観点(知的好奇心、クリティカルシンキング、データを使った速く正確な計算、自信を持った提示)を、選考体験記の傾向と合わせて6因子に整理したもの。就活マスター編集部による再構成で、同社の公式な評価基準ではない。

  • 知的好奇心・技術への関心

    技術や産業の変化に興味を持ち、自分で調べて理解を深める力。科学者が起こしたファームらしく、公式のケース面接ページで最初に挙げられている。

    高い人の特徴:新しい技術や業界の動きを自分から追いかけている、分からないことを一次情報まで遡って調べる
    注意ポイント:業界の知識が表面的で、なぜそうなっているかを説明できない、関心の範囲が狭く、話題が広がらない
  • 両利きの思考(論理×創造)

    分析的な論理と、これまでにない発想の両方を使い分ける力。新規事業立案型のインターンやケースで、構造化と独自のアイデアの両方が求められる。

    高い人の特徴:現状分析を構造的に行ったうえで、飛躍のあるアイデアを出せる、アイデアを数字や根拠で検証できる
    注意ポイント:分析だけで終わり、新しい打ち手が出ない、思いつきの案を根拠なく推してしまう
  • 当事者意識・起業家精神

    クライアントの成果や自分の成長にオーナーシップを持ち、スタートアップのように自ら動く力。公式はキャリアも会社任せにせず自分で形成することを求めている。

    高い人の特徴:与えられた範囲を超えて成果のために動く、自分のキャリアや学びを主体的に設計している
    注意ポイント:指示された作業だけをこなす、結果を他人や環境のせいにする
  • 伴走力・共感

    相手の立場に寄り添い、傾聴しながら一緒に答えを作る力。クライアントと横に並ぶ「side by side」を信条とする同社の働き方の土台。

    高い人の特徴:相手の話を聞いたうえで、相手の言葉で提案を組み立てられる、チームメンバーが力を出せるよう支援できる
    注意ポイント:自分の正しさを押し付けて相手が動かない、議論で相手の意図を汲み取れない
  • データ活用と計算の速さ

    データを使って素早く正確に計算し、数字で裏付けた答えを出す力。フェルミ推定→売上向上ケースの流れや、図表読み取り中心のWebテストで試される。

    高い人の特徴:推定や試算を短時間で筋道立てて行える、図表から必要な数字を素早く正確に読み取れる
    注意ポイント:計算に時間がかかり議論が進まない、数字の根拠や桁感を確かめずに話を進める
  • 巻き込み・つなぐ力

    立場や専門の違う人の知見を組み合わせて最良の解を作る力。公式の「ネットワークの媒介者」や、少人数チームでのインターンで求められる。

    高い人の特徴:異なる専門や意見を持つ人をつないで成果を出した経験がある、オープンな雰囲気をつくり、議論を前に進められる
    注意ポイント:自分の知っている範囲だけで答えを作ろうとする、チーム内の意見対立を放置する

適性検査

23〜26卒のインターン・本選考では玉手箱(言語=論理的読解〔GAB形式〕52問25分または32問15分、計数=図表の読み取り 40問35分または29問15分、性格検査)の報告がワンキャリアの複数の体験談で一致し、ボーダーが高いという声も多い。27卒でも玉手箱(言語52問25分など)の報告があり(ワンキャリアの27卒体験談、Alternative Careersの27卒選考フロー解説)、これにCaseMatchを使ったAIケース面接(約35分)と筆記ケース(20〜25分・800字程度)が加わる形が報告されている。ただしワンキャリアで公開されている27卒インターンの報告はCaseMatchと筆記ケースが中心で、玉手箱の比重は下がっている可能性がある。28卒の体験記は本調査時点(2026-09-29)で未掲載、外資就活ドットコムの28卒向け解説も筆記・Webテストは「実施されないこともある」とするのみで、28卒で玉手箱が併用されるかは確認できない(確度:中)。玉手箱の対策(図表読み取り・論理的読解)と、筆記ケース/AIケース面接の対策を両方しておくのが安全。筆記ケースは正解が一意に決まらない記述形式のため、独自の模擬テストは作成していない。

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