A.T.カーニー
Kearney (A.T. Kearney)
戦略を、組織が実際に動く成果へ
A.T.カーニー(Kearney)は1926年に米国シカゴで創立されたグローバルな経営コンサルティングファーム。世界45の国と地域に89拠点、約5,700名のネットワークを持ち、グローバル企業や各国の大手企業・政府系機関を主な顧客として、戦略立案からオペレーション改革、ITまでを一貫して支援する。日本法人は1972年開設で約330名が在籍し、金融・通信・ハイテク・自動車・消費財/小売など幅広い業界を担当する。「目に見える成果の実現」と顧客との密接な協働を強みに掲げ、戦略を絵に描いた餅で終わらせず、組織が実際に動く提案にこだわる点が特徴。採用面では、新卒を10〜20年単位でリーダーに育てる方針を示し、官公庁への出向やMBA留学、兼業などの機会を用意している。新卒の主要ルートは夏の4日間の個人ワーク型ジョブで、28卒は2026年夏に実施された。上場企業ではなく財務数値は公開情報なし。
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事業セグメント
戦略(Strategy & Transformation)
全社戦略・事業ポートフォリオ・新規事業・M&A後の統合など、経営トップの意思決定と変革を支援する。
オペレーション・調達(Operations & Performance / Procurement)
調達・サプライチェーン・生産・コスト構造の改革。調達領域は同社の伝統的な強みとされる。
デジタル・アナリティクス
デジタル技術やデータ分析を用いた事業モデル変革、業務の高度化、IT戦略の策定。
インダストリー別支援
金融、通信・メディア・ハイテク、自動車、消費財・小売、エネルギーなど業界ごとの専門チームがテーマに応じて支援する。
ソートリーダーシップ・発信
東京オフィス独自のリポート集「Kearney Agenda」や産業の将来像を描く書籍・論考を発信し、CXOの経営課題に応える。
選考フロー
28卒(2028年3月卒・入社は2028年4月または10月):サマージョブ採用はES 2026年5月1日〜6月17日→WEBテスト 6月26日〜7月1日→AIケース面接 7月4日〜8日→オンライン1次面接 7月18日→2次面接 7月25日→対面ジョブ Term A 8月18日〜21日/Term B 9月1日〜4日→優秀者は最終面接(すべて公式掲載)。本調査時点(2026年9月28日)でES受付は終了。27卒では夏ジョブとは別に1学年上を対象とした「ニューノーマル(NN)採用」(ES締切7月22日)が行われており、28卒向けにも2027年に同様の追加枠が設けられる可能性がある(推定)。My Pageに登録すると選考実施時に通知が届く。
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My Page登録・エントリーシート提出
所要:約1か月半の受付期間28卒サマージョブのES受付は2026年5月1日〜6月17日。例年、800〜1,000字の思考実験型設問(ルール設計・合意形成・政策説明など)が中心で、ガクチカや志望理由を問う年もある(27卒実績)。28卒の具体的な設問は公開情報なし。
- 2
WEBテスト(独自形式)
所要:約30〜60分(報告により幅がある)ES合否配信直後から約5日間の受験期間。過去の体験記では、推論・暗号・数的処理・英語(GMAT風)などが混ざる独自問題で、正解は加点・誤答は減点・無回答は0点という採点方式の報告が多い。28卒の形式は公表されていないため推定。
- 3
AIケース面接
所要:受験期間約5日28卒で公式に明記された新しいステップ。受験期間内(7月4日〜8日正午)であればいつでも受験できる録画・対話型のケース面接。形式の詳細は公開情報なし。
- 4
オンライン1次面接・2次面接
所要:各40〜60分程度(体験記より)1次は7月18日、2次は7月25日(28卒)。体験記では、フェルミ推定とケース面接が中心で、面接直前に資料が配られて読み込んだうえで施策を議論する資料読解型も報告されている。
- 5
対面サマージョブ(4日間・個人ワーク)
所要:4日間Term A(8月18日〜21日)またはTerm B(9月1日〜4日)のいずれかに参加。自動車・エネルギー・小売などの実在業界の課題から1つを選び、全工程を個人で進める。現役コンサルタントとの1on1で答えを与えられずに論点を磨き、最終日にクライアント役へ提案する。
- 6
最終面接・内定
所要:—ジョブで優秀と判断された参加者に最終面接が案内される(公式)。体験記ではパートナーとの人物面接で「なぜKearneyか」を深く問われる傾向。
注意点
- ・募集対象は国内・海外の大学・大学院(修士・博士)在籍者で、2027年10月〜2028年9月卒業予定の人(公式)。
- ・海外大在籍者・交換留学中の人向けに「27-28卒海外大採用」が別枠で用意されている(公式)。
- ・サマージョブはグループワークではなく最初から最後まで個人で取り組む形式。現地調査に出ることも認められている(公式)。
- ・採用人数は年10〜20名程度とする就活メディアの推定がある(公式発表はなし)。
- ・日程・選考過程は変更の可能性があると公式に注記されている。
求める人物像(Kearney「実行する戦略家」6因子。編集部の整理で、公式の評価基準ではありません)
公式の採用ページ(個人ワーク型ジョブ、答えを与えない1on1、組織を実際に動かす提案を重視する評価、10〜20年単位のリーダー育成)と、選考体験記で繰り返し報告される要素(独自の推論テスト、思考実験型ES、資料読解型ケース)を6つの因子に整理したもの。就活マスター編集部による再構成で、同社の公式な評価基準ではない。
論点設計・構造化力
漠然とした課題から「何を解くべきか」を定め、全体構造を俯瞰しながら論点を分解する力。ジョブの最終評価で課題の構造化と論理の精度が明示されている。
高い人の特徴:課題全体の構造を描いてから打ち手に入る、論点の漏れや前提のずれに自分で気づける注意ポイント:思いついた施策を並べるだけで全体像がない、問いの設定を疑わずに作業に入ってしまう推論・数的処理のスピード
判断推理・数的推理・暗号などを限られた時間で正確に処理する力。誤答減点のある独自テストでは、解く問題を選ぶ判断力も問われる。
高い人の特徴:条件整理や計算を素早く正確に行える、確信度に応じて解く・飛ばすを戦略的に決められる注意ポイント:難問に固執して時間を使い切る、当てずっぽうの解答で減点を積み上げる実行可能性へのこだわり
提案がクライアント組織を実際に動かせるかまで考え抜く力。公式のジョブ紹介で評価観点として挙げられている、同社らしさの中核。
高い人の特徴:施策の実行主体・順序・障害まで具体的に描く、現場や関係者の事情を踏まえて提案を調整する注意ポイント:机上では正しいが誰も動けない提案で終わる、実行上の制約を「今後の課題」として放置する個で完遂する自走力
グループに頼らず、調査から提案まで一人でやり切る力。ジョブは全工程が個人ワークで、現地調査も自分の判断で行う。
高い人の特徴:必要な情報を自分で取りに行き、足で確かめる、期限から逆算して一人で成果物を仕上げられる注意ポイント:誰かの指示や議論の流れを待ってしまう、調べ物に時間を使いすぎて結論が出ない発想の独自性
前例や正解のない問いに、自分なりの筋の通った答えを作る力。ルール設計や政策説明などの思考実験型ESで毎年試されている。
高い人の特徴:問いの前提を捉え直し、独自の切り口を出せる、奇抜さではなく、機能や目的に照らして案を検証できる注意ポイント:一般論や模範解答の型に当てはめて終わる、面白さを優先して論理の裏付けが抜ける対話から学ぶ素直さ
指摘を受けて考えを言語化し直し、自分で甘さを発見して修正する力。1on1で答えを与えず問い返すジョブ設計や、伴走型だが理由を深く問う面接で見られる。
高い人の特徴:「なぜその結論か」を問われても言葉にし直せる、反論を受けて考えを更新するのが早い注意ポイント:指摘に対して自説を守ることに終始する、ヒントを待って自分で考えを進めない
適性検査
A.T.カーニーのWEBテストは市販の共通形式(SPI・玉手箱・TG-WEB等)ではなく企業独自の問題という報告が、ワンキャリアの20卒〜27卒の体験談で大半を占める(推論・判断推理、暗号、数的処理、英語の論理問題、約17〜20問で30〜60分、正解は加点・誤答は減点・無回答は0点)。ベンチャー就活ナビやCaseMatchの解説とも一致し、ワンキャリアの公開情報でもインターン通過者のWebテスト形式は「企業オリジナル」、結果通知はメールで1〜2週間以内と紹介されている(2026年9月28日の検索で再確認)。なお中途採用向けの解説記事には、独自の判断推理テストに英語スピーキングテスト(Versant)を組み合わせるとするものがあるが、新卒の体験記では確認できないため本データでは扱わない。監視下でオンライン受験した報告もある。一方で年度・ルートによってはSPI型の言語・非言語や筆記ケース(資料+リサーチで記述)の報告もあり、形式は固定ではない。28卒サマージョブでは公式に「WEBテスト」とのみ記載され形式は非公表のため、独自形式の継続は推定(確度:中)。共通テストに対応するものがないため webtest_refs は空とし、独自形式の練習問題を webtests に収録した。暗号・推論の基礎練習としては TG-WEB従来型の対策も部分的に役立つ。
情報源(16件、Tier付き)
- T1[official]https://www.jp.kearney.com/careers/working-here/new-graduate/job28卒サマージョブ採用の募集要項。対象=2027年10月〜2028年9月卒業予定、入社=2028年4月または10月。ES(5/1〜6/17)→WEBテスト→AIケース面接→オンライン1次・2次面接→4日間の対面ジョブ(Term A/B)、優秀者は最終面接へ。ES受付は終了済み。
- T1[official]https://www.jp.kearney.com/careers/working-here/new-graduate新卒採用トップ。27卒ニューノーマル(NN)採用、28卒新卒採用、27-28卒海外大採用の3区分を確認。
- T1[official]https://www.jp.kearney.com/about-us/corporate-profile会社概要。1926年シカゴ創立、世界45の国と地域・89拠点・約5,700名。日本法人は1972年開設、約330名、所在地は港区赤坂のミッドタウン・タワー。
- T1[official]https://www.jp.kearney.com/careers/working-here/career-development10〜20年単位のキャリア形成方針。官公庁への出向、MBA留学、兼業・NPO参画、PE/VC・事業会社・起業などへの輩出実績。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/3/middle_categories/testWebテスト体験談一覧。20卒〜27卒で企業オリジナル形式(推論・暗号・数的処理・英語、約17〜20問/30〜60分、正解加点・誤答減点・無回答0点)の報告が多数。一部年度にSPI型・筆記ケースの報告もある。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/3/middle_categories/entry_sheet通過ES一覧。思考実験型の長文設問(じゃんけん・シェアハウスの冷蔵庫・生成AI規制・書店の収益改善など800〜1,000字)と、志望理由・ガクチカの報告。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/3/middle_categories/interview面接体験談一覧。フェルミ推定・ケース面接中心、面接の15〜45分前に数ページ〜数十ページの資料が配布される資料読解型、最終はパートナーまたは人事責任者との面接という傾向。近年の出題例としてコンビニの売上改善、温泉施設の集客、スマートフォンゲームの市場規模、飲食チェーンの出店戦略など。
- T2[gaishishukatsu]https://gaishishukatsu.com/archives/160fba25ed9b4e4b8c25c48a8fdca36a28卒向けサマーインターン解説。ES→Webテスト→複数回の個人面接→ジョブの流れ、資料配布型・リサーチ型ケースが特徴という解説(会員限定部分は未参照)。
- T3[media]https://shukatsu-venture.com/article/61322628卒向けWebテスト解説。独自形式(約17〜20問・約40分、正解+3/誤答−1/無回答0の報告)、判断推理・数的推理と英語の比重が高いという整理。
- T3[media]https://shukatsu-ichiba.com/article/1850528卒向け面接対策記事。ケース面接は1回40〜50分でマネージャー〜プリンシパルが担当、後半はパートナー面接でフィットを見る、採用人数は年10〜20名程度という推定。
- T3[media]https://syukatsu-kaigi.jp/companies/103248/screening就活会議の選考体験記。資料読解後の分析説明、業界の将来を論じさせる設問、分かりやすく簡潔に伝える力の重要性。
- T3[media]https://syukatsu-kaigi.jp/companies/103248/word_mouths就活会議の社員口コミ。やりがい・報酬・働き方の懸念のテーマ抽出にのみ使用(点数は不使用)。
- T3[other]https://casematch.jp/company/f7f782df-a05a-49de-b490-ee715d5108e7/newgrad/flow/CaseMatchの選考フロー整理。夏ジョブ経由が主要ルートで、NN採用・海外大採用・海外大学院採用が並行。筆記は暗号・判断推理・英語など独自形式という整理。
- T3[media]https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000142340.htmlCaseMatch株式会社のプレスリリース(2024年11月1日)。A.T.カーニーが新卒採用の冬選考にAIケース面接プラットフォーム「CaseMatch」を導入。24時間いつでも受験でき、ケースへの回答をAIが採点して論理的思考力・構造化力・問題解決力を評価する仕組み。
- T2[gaishishukatsu]https://gaishishukatsu.com/passed_es/841925卒本選考の通過ES。「悪魔的しりとり」のルール設定のもと、後手としての戦略・方針と、具体的に次に答える単語を問う設問(800字以内)。
- T2[gaishishukatsu]https://gaishishukatsu.com/selection_reports/2913525卒サマーインターン選考レポート。ES(しりとりのルール設計型)→1次(約40分・ケース+フィードバック)→2次(約30分・フェルミ推定)→3次(約50分・事前配布資料に基づく施策提案)→8月下旬の4日間ジョブ(1日目座学、2〜3日目個人で分析・施策立案、4日目発表)。
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