論理的読解言語GAB
ある島では、島独自の方言を話せる人が急速に減っている。島の教育委員会が実施した調査では、方言を日常的に使うと答えた人は七十代以上では八割を超えたが、二十代以下では一割に満たなかった。若い世代の多くは、方言を聞いて理解することはできても、自分で話すことはできないと答えている。家庭の中でも、祖父母が方言で話しかけ、孫が共通語で答えるという会話が珍しくないという。こうした状況を受け、島の小学校では五年前から、地域の高齢者を講師に招いて方言を学ぶ授業を年に数回行っている。また、教育委員会は高齢者の話す方言を録音し、意味や使い方の解説をつけて保存する作業を進めている。これまでに約三千の語句が記録された。ただし、教育委員会は、授業や記録だけで方言が日常の言葉として受け継がれるわけではないとも述べており、家庭や地域で方言を使う機会を増やすことが重要だとしている。
島の小学校の方言の授業は、毎週行われている。