東京建物
Tokyo Tatemono Co., Ltd.
次世代デベロッパーへ
東京建物は1896年に安田財閥の創始者・安田善次郎の発意で設立された、日本で最も歴史の長い総合不動産会社。本社を置く八重洲・日本橋・京橋(YNK)エリアの大規模再開発を中心に、オフィスビル・商業施設・物流施設・ホテルやリゾート・駐車場などを開発・運営するビル事業と、マンションブランド「Brillia(ブリリア)」を軸とする住宅事業を二本柱とする。池袋のHareza池袋のような劇場を核としたまちづくりや、アジアでの海外事業、不動産ファンド・仲介などのアセットサービス事業も持つ。2030年に向けては「次世代デベロッパーへ」を掲げ、社会課題の解決と企業成長の両立を目指している。2025年12月期(連結)の営業収益は約4,746億円、親会社株主に帰属する当期純利益は約589億円(決算短信)。新卒採用は、幅広いアセットのプロジェクトマネジメントを担う「総合職」と、住宅事業に特化した「住宅総合職」の2コースで、若手のうちから大型案件の主担当を任されるという社員エピソードを採用サイトで打ち出している。
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事業セグメント
ビル事業
オフィスビル・商業施設・物流施設・ホテルなどの開発・賃貸・運営。八重洲・日本橋・京橋エリアの再開発が中核。
住宅事業
分譲マンション「Brillia」の用地取得・商品企画・販売のほか、賃貸マンションやシニア向け住宅も手がける。
アセットサービス事業
不動産の仲介・鑑定・管理や、不動産を取得して付加価値を高めて売却するアセットソリューションなど。
その他事業(ファンド・海外・クオリティライフ等)
不動産ファンドの運用、中国・東南アジアでの海外事業、リゾート・温浴・駐車場など暮らしと余暇に関わる事業。
選考フロー
28卒(2028年3月卒)向けには、2026年8〜9月に夏の仕事体験(東京・対面、再開発プロジェクトを題材にしたグループワーク)が行われ、選考はES・玉手箱・GD・個人面接の流れだったとされる(就活メディア・体験記)。公式サイトは詳細をマイページ内で案内する形式で、本調査時点で28卒の日程は公開情報なし。冬は実際のプロジェクト現場に配属される現場配属型4daysウィンタープログラムがあり、27卒向けは2026年1月20日〜2月6日の3タームで、選考は2025年11月上旬にES・動画・Webテスト、11月下旬にGD、12月上旬・中旬にオンラインの一次・二次面接だった(公式)。28卒向けの日程は未掲載だが、同様に2026年11月から選考、2027年1〜2月開催となる見込み(27卒実績からの推定)。夏の優秀者は冬のプログラムに少ない選考(ESのみ等)で進め、冬の参加者は早期選考に招かれ通常より早く二次面接から始まるという報告が、就活会議・外資就活ドットコム・解説記事で一致する(公式の発表はなく、年度で変わる可能性あり)。本選考は27卒では3月以降にES・Webテスト、その後GD・面接3回の流れであり、28卒も2027年3月前後から選考、6月前後に内々定の見込み(27卒実績からの推定)。
- 1
マイページ登録・エントリーシート提出
所要:締切まで(28卒本選考の日程は公開情報なし)総合職・住宅総合職のいずれかで応募。ESは人生で最も力を入れたこと・やり抜いた経験(400〜500字)が中心で、住宅総合職では住宅事業に携わりたい理由も問われた(27卒)。住宅総合職のインターン選考では45秒程度の動画提出の報告がある。
- 2
適性検査(玉手箱)
所要:能力検査約30〜45分+性格自宅受検の玉手箱。インターン選考は言語・計数・性格、本選考はこれに英語が加わった報告がある(27卒)。
- 3
グループディスカッション
所要:全体約1時間学生6〜7人・20〜30分程度。オンライン実施の報告が多い。「不動産×〇〇で新しい価値を生む」「リアルの価値とは」など、デベロッパーの仕事に関わる抽象度の高いテーマが出る。 公式の選考プロセスでは、GDは総合職のみで住宅総合職にはない。
- 4
一次面接
所要:約30分入社8年目程度の中堅社員との個人面接。ESの深掘りと、学生時代に苦労した経験などを聞かれる。
- 5
二次面接
所要:約30分課長クラス(入社15年目程度)との面接。キャリアプランや志望理由の一貫性、住宅総合職では住まいへの思いを確認される(27卒)。
- 6
最終面接・内々定
所要:約30分役員2〜3名と人事部長による面接。なぜ東京建物か、入社意思を中心に確認される。
注意点
- ・総合職と住宅総合職は仕事内容と配属先が明確に分かれている。総合職は海外を含む全国の拠点、住宅総合職は国内外の事業所・販売センターに配属(公式)。
- ・インターンは総合職向けと住宅総合職向けで内容が異なる。総合職はオフィス企画やYNKエリア再開発、住宅総合職はモデルルーム提案や販売のロールプレイングなど(体験記)。
- ・公式の募集要項(27卒向け)では、総合職の選考は書類選考→GD→一次面接→二次面接→最終面接、住宅総合職は書類選考→一次面接→二次面接→最終面接でGDがない。総合職の採用実績は2022年26名・2023年28名・2024年27名・2025年28名・2026年24名(予定)で募集予定数は「例年並」、住宅総合職は2022〜2024年が各4名・2026年7名(予定)で募集予定数は5名程度(2025年度は募集なし)。28卒の募集要項は本調査時点(2026-09-29)で未掲載。
- ・初任給(2026年4月実績)は総合職が四大卒320,000円・大学院卒336,000円、住宅総合職が四大卒290,000円・大学院卒302,000円(27卒募集要項)。
求める人物像(東京建物「次世代デベロッパー」6因子。編集部の整理で、公式の評価基準ではありません)
採用サイトのビジョン(次世代デベロッパーへ、従来の常識にとらわれない挑戦、多様な関係者との協働)、若手エピソードに表れる仕事ぶり(合意形成、1年目からの主担当、企画から経営層への提案)、およびESで問われる「やり抜いた経験」や面接での深掘り観点を6因子に整理したもの。就活マスター編集部による再構成で、同社の公式な評価基準ではない。
やり抜く力
長期にわたる開発や販売で、困難があっても最後まで責任を持ってやり切る力。ESで「やり抜いた経験」が繰り返し問われている。
高い人の特徴:途中で壁があっても手段を変えて最後まで進める、自分の担当を最後まで手放さない注意ポイント:うまくいかないと早めに撤退する、やり切った実感を具体的に語れない寄り添いと合意形成
地権者・顧客・行政など立場の違う人の思いを受け止め、意見をまとめて前に進める力。再開発やマンション販売の現場で欠かせない。
高い人の特徴:相手の不安や本音を聞き出してから提案できる、対立する意見の共通点を見つけて合意に導ける注意ポイント:自分の正しさを押し付けてしまう、相手の感情への配慮が抜ける常識にとらわれない発想
従来の不動産開発の枠を超えて、社会課題の解決や新しい価値の提案に結びつける発想力。GDのテーマにも表れている。
高い人の特徴:異なる分野を組み合わせて新しい案を出せる、前例がなくても面白い可能性を探せる注意ポイント:既存の型をなぞった提案にとどまる、アイデアを出しても実現の道筋を考えない当事者意識・主担当力
若手のうちから大型案件の主担当として意思決定や調整を担う姿勢。採用サイトで1年目からの裁量が強調されている。
高い人の特徴:任された範囲を超えて全体の成功を考える、自分で判断し、その結果を引き受けられる注意ポイント:指示を待ってから動く、判断を上に委ねすぎる論理的な提案力
市場調査や数字をもとにロジックを組み立て、関係者や経営層を納得させる提案にまとめる力。
高い人の特徴:根拠となるデータを集めて筋道立てて説明できる、相手が判断しやすい形に資料や話を整理できる注意ポイント:感覚だけで結論を出す、結論が先に来ず話が長くなるお客様・まちへの想い
住む人・働く人・訪れる人の暮らしや体験を起点に考える姿勢。住宅総合職の選考では住まいへの思いが直接問われる。
高い人の特徴:利用者の目線で物件や街の良し悪しを語れる、顧客の人生の節目に関わる責任を理解している注意ポイント:建物の規模やデザインだけに関心が向く、売る側の都合で考えてしまう
適性検査
インターン・本選考とも自宅受検の玉手箱の報告が大半(ワンキャリアの24〜28卒体験談、28卒向けインターン解説記事・Webテスト解説記事で一致)。計数・言語の形式は年度で固定されておらず、同じ26卒本選考でも「言語32問15分・計数29問15分」(論理的読解+図表の読み取り)と「言語52問25分・計数50問9分」(論理的読解+四則逆算)の両方の報告があり、受検時期や回によって組み合わせが変わると考えられる。27卒は言語32問15分・計数29問15分(図表の読み取り)で、本選考はこれに英語24問10分が加わった報告。24卒本選考は言語25分・計数35分という報告で、表の空欄推測の可能性もあるが確認できない。28卒インターンも言語・計数の玉手箱で、計数の分量が多く難しかったという声。計数は図表の読み取りと四則逆算の両方に備えるのが安全。確度は中〜高(英語の有無と計数の形式は回ごとに変わるため推定を含む)。
情報源(22件、Tier付き)
- T1[official]https://recruit.tatemono.com/recruit/shinsotsu/新卒採用サイト。総合職・住宅総合職の2職種。インターンの詳細はマイページ登録後に案内される形式で、本調査時点でサイト上の28卒向け日程・募集要項は公開情報なし。
- T1[official]https://recruit.tatemono.com/recruit/shinsotsu/works/introduction.html職種比較。総合職=オフィス・商業・物流・リゾート等のプロジェクトマネジメント(国内外の拠点に配属)、住宅総合職=マンション「Brillia」の用地取得・商品企画・販売。
- T1[official]https://recruit.tatemono.com/recruit/shinsotsu/about/tokyotatemono.html会社紹介。125年超の歴史、2030年に向けたビジョン「次世代デベロッパーへ」、従来の常識にとらわれない挑戦を重視。
- T1[official]https://recruit.tatemono.com/recruit/shinsotsu/culture/episodes.html若手の仕事エピソード5本(再開発の合意形成、入社1か月でのマンション販売、1年目から物流施設のメイン担当、YNKエリアのスタートアップ拠点立ち上げ等)。
- T1[official]https://pdf.irpocket.com/C8804/YpwX/Bm8F/l2Ip.pdf2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結、2026年2月12日公表)。営業収益474,586百万円、親会社株主に帰属する当期純利益58,879百万円(前期比10.6%減)、セグメント(ビル・住宅・アセットサービス・その他)。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/437/middle_categories/testWebテスト体験談一覧(2026-09-29再確認)。24〜28卒で玉手箱。27卒は言語32問15分・計数29問15分(本選考は英語24問10分付き)、26卒本選考は「言語32問15分・計数29問15分」と「言語52問25分・計数50問9分・英語」の両方の報告、24卒本選考は言語25分・非言語35分。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/437/middle_categories/entry_sheet通過ES一覧。28卒インターン(総合職)、26・27卒本選考(総合職・住宅総合職)の設問と字数。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/437/middle_categories/interview面接体験談一覧。一次=中堅社員、二次=課長クラス、最終=役員2〜3名+人事部長(27卒)。好きな物件と改善点、金利上昇の影響など(26卒)。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/437/middle_categories/group_discussionGD体験談一覧。学生6〜7人・20〜30分、不動産×〇〇で新しい価値を生む案などのテーマ。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/437/middle_categories/internshipインターン体験談一覧。総合職=オフィス企画・YNKエリア再開発、住宅総合職=モデルルーム提案・営業ロールプレイング等(27・28卒)。
- T3[media]https://noahs-ark.co.jp/tokyotatemono-intern/28卒向けインターン解説。夏の仕事体験(8〜9月・東京・対面)の選考=ES・適性検査(玉手箱)・GD・個人面接1回、夏参加者は冬インターンに選考なしで参加でき早期選考につながるとする。
- T3[media]https://noahs-ark.co.jp/tokyotatemono-test/Webテスト解説(玉手箱:言語・計数・性格)とES設問例(やり抜いた経験500字、デベロッパー志望理由400字、東京建物の志望理由200字、人生を3つの時期に分けてタイトルを付ける各100字)。対象年度の明記なし。面接は3回で最終は社員4名との個人面接とする。
- T1[official]https://recruit.tatemono.com/recruit/shinsotsu/recruit/guidelines.html募集要項と選考プロセス(2027年入社向け、募集は終了と表示)。総合職=書類選考→GD→一次→二次→最終面接、住宅総合職=書類選考→一次→二次→最終面接(GDなし)。採用実績は総合職22年26名・23年28名・24年27名・25年28名・26年24名(予定)、住宅総合職22〜24年各4名・26年7名(予定)。初任給(2026年4月実績)は総合職 四大卒320,000円・院卒336,000円、住宅総合職 四大卒290,000円・院卒302,000円。
- T1[official]https://recruit.tatemono.com/recruit/shinsotsu/recruit/internship.htmlインターンシップ・ワークショップ情報。現場配属型4daysウィンタープログラム(掲載は27卒向け実績:2026年1月20日〜2月6日の3ターム、選考は2025年11月上旬ES・動画・Webテスト→11月下旬GD→12月上旬一次・12月中旬二次面接〔オンライン〕)。実際のプロジェクト現場に配属され、打合せ同行・顧客訪問・現地調査、最終日に物件見学と座談会。
- T2[media]https://syukatsu-kaigi.jp/companies/110182/intern就活会議のインターン選考・優遇情報。夏の優秀者が冬インターンに少ない選考で進めること、冬参加者が早期選考に招かれることの報告。
- T2[gaishishukatsu]https://gaishishukatsu.com/archives/145677デベロッパー各社のインターン重要度と優遇の解説記事(公開部分のみ参照)。東京建物の冬インターンと早期選考のつながりの照合に使用。
- T2[media]https://syukatsu-kaigi.jp/companies/110182/word_mouths就活会議の社員口コミ。風通し・若手の責任範囲・働き方・社員同士の交流のテーマ抽出に使用(点数は不使用)。
- T2[tenshokukaigi]https://jobtalk.jp/companies/3432/answers転職会議の社員口コミ。業務量・休暇の取りやすさ・事業規模に関するテーマ抽出に使用(点数は不使用)。
- T3[media]https://www.nikki.ne.jp/company/8804/entry_sheet/2025/14779/みん就の25卒総合職本選考ES。やり抜いた経験(500字以下)、総合不動産デベロッパーを志望する動機・理由(400字以下)、東京建物を志望する動機・理由(200字以下)、人生を3つの時期に分けてタイトルを付ける設問。
- T2[media]https://syukatsu-kaigi.jp/companies/110182/screening_experiences/entry_sheet就活会議の本選考・インターンES一覧。27卒の夏・秋・冬・現場配属インターンで「今までの人生において最も力を入れてきたこと」(200字以上400字以下)、27卒本選考でやり抜いた経験(500字以下)。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/companies/437/experiences/2026/1860/113490626卒総合職の最終面接体験談。役員3名が約10分ずつ質問する1対3・30分の面接。研究内容と工夫、好きな街や建物、仕事で大切にしたいこと、他社の選考状況。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/437/middle_categories/ob_interviewOB訪問体験談一覧(26卒・22卒の2件、いずれも本選考段階)。26卒は都市開発事業部とビルマネジメント部門の社員を訪問、22卒は座談会形式。学生が聞いた内容(現在の仕事、業界の今後、強み・弱み、最近の注目案件など)。
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