論理的読解言語GAB
ある国の宇宙機関が打ち上げた探査機は、六年をかけて小惑星に到着し、その表面から砂や石を採取して地球に持ち帰った。探査機が地球と小惑星を往復した距離は、数十億キロメートルに及ぶ。小惑星には、太陽系ができたころの物質が大きな変化を受けないまま残っていると考えられており、その試料は太陽系の成り立ちを探る手がかりになる。地球上の岩石は長い年月の間に熱や水の影響で性質が変わってしまうため、こうした古い物質の状態を知ることは難しい。持ち帰った試料を分析した研究チームは、その中に水を含む鉱物と、生命の材料となりうる有機物が含まれていたと発表した。研究チームは、地球の水や有機物の一部が、こうした小惑星によって運ばれてきた可能性があるとしている。ただし、これは可能性の一つであり、研究チームは結論を出すには他の小惑星の試料との比較が必要だと述べている。試料の一部は、今後の分析技術の進歩に備えて、手をつけずに保管されている。
研究チームは、地球の水はすべて小惑星から運ばれてきたと結論づけた。