論理的読解言語GAB
建物の中で、光や温度、湿度を人工的に管理して野菜を育てる植物工場が増えている。植物工場では天候に左右されずに一年中同じ品質の野菜を出荷でき、室内で育てるため害虫の被害も少ない。そのため、農薬をほとんど使わずに栽培できる。ある植物工場では、発光ダイオードの照明を使い、棚を十段以上積み重ねてレタスを栽培している。同じ面積の畑と比べて、年間の収穫量は数十倍になるという。種をまいてから収穫までの期間も、畑より短い。ただし、照明や空調に多くの電気を使うため、電気代が経営を圧迫しやすい。この工場でも、生産費に占める電気代の割合は三割を超えている。同社は、電気代の安い夜間に照明をつけるなど、費用を抑える工夫を重ねている。また、現在の技術で採算がとれるのは、レタスなどの背が低く短期間で育つ葉物野菜が中心で、稲や大豆のように広い面積で育てる作物の生産には向いていない。
この工場のレタスは、畑で育てたレタスより栄養価が高い。