論理的読解言語GAB
気温と商品の売れ行きには深い関係がある。気温が一度変わるだけで、売れる商品の種類や量が大きく変わることもある。ある食品メーカーが、全国の小売店から集めた五年分の販売データを分析したところ、アイスクリームは最高気温が二十二度を超えるころから売れ始め、三十度前後まで気温が上がるにつれて売上が伸びた。ところが、三十度を大きく超える猛暑日には、アイスクリームの売上は伸びが止まり、代わりにかき氷のような氷菓の売上が増える傾向が見られた。暑さが厳しくなると、乳脂肪を含む濃厚なものより、さっぱりしたものが好まれるためと同社は見ている。また、気温が同じでも、湿度が高い日には氷菓がより売れやすいこともわかった。同社はこの分析結果を生産計画に活用しており、長期の気温予報をもとに、アイスクリームと氷菓の生産量の配分を調整している。
分析では、三十度を大きく超える猛暑日に、アイスクリームの売上がさらに大きく伸びた。