論理的読解言語GAB
毎年秋になると、ある湖には北方から多くのカモ類が越冬のために飛来する。湖は周囲を田畑に囲まれており、カモ類は昼は湖面で休み、夜になると周辺の田畑で餌をとる。地元の野鳥の会は三十年以上にわたり、毎年一月に湖のカモ類の数を数えてきた。調査には毎年数十人の会員が参加し、湖岸の決まった地点から双眼鏡や望遠鏡を使って数を記録する。その記録によると、飛来数は二十年前をピークに減少傾向にあり、昨年の数はピーク時の半分ほどだった。野鳥の会は、減少の要因の一つとして、湖の岸辺に広がっていたヨシ原が埋め立てや護岸工事で減り、カモ類が休む場所が失われたことを挙げている。ただし、カモ類の繁殖地である北方の環境変化の影響も考えられ、原因を一つに絞ることは難しいという。一方で、種類別に見ると、ある種のカモだけは逆に増えており、野鳥の会はその理由を調べている。
湖に飛来するカモ類のうち、数が増えている種がある。