論理的読解言語GAB
ある山あいの町では、空き家を改修して観光客向けの宿泊施設にする取り組みが進んでいる。町が所有者から空き家を借り受け、改修費用の一部を補助したうえで、運営を地元の観光団体に任せる仕組みである。これまでに七軒の空き家が宿泊施設に生まれ変わった。いずれも一日一組限定の貸し切り型で、台所や風呂も自由に使える。宿泊客の多くは都市部の家族連れや外国人旅行者で、古い民家での滞在や、地元の住民が教える郷土料理づくりの体験が人気を集めている。宿泊の予約は、観光団体のウェブサイトから受け付けている。一方、空き家の多くは長年使われておらず、改修には想定以上の費用がかかることがわかってきた。屋根や柱が傷んでいる家も多く、改修を断念した物件もある。また、所有者の中には、将来家族が戻るかもしれないとして、貸し出しに消極的な人も少なくない。
宿泊施設の運営は、町の職員が直接行っている。