NHK(日本放送協会)
Japan Broadcasting Corporation (NHK)
誰かのために、あなたと。
NHK(日本放送協会)は放送法に基づく公共放送(公共メディア)で、受信料を主な財源に、国内のテレビ・ラジオ放送、国際放送「NHKワールド JAPAN」、インターネット配信を行う。2025年10月からはインターネット配信が放送と並ぶ必須業務となった。経営計画(2024-2026年度)では、災害時の命綱となる報道、フェイク時代の信頼できるジャーナリズム、教育・子どもコンテンツなど「コンテンツ戦略6つの柱」を掲げ、情報空間の健全性の確保をめざしている。2025年度(令和7年度)決算の一般勘定では、事業収入6,130億円(うち受信料5,851億円)に対し事業支出6,449億円で、事業収支差金は318億円の不足となり、還元目的積立金を取り崩して補てんした。新卒採用はディレクター・記者・アナウンサー・映像取材・映像制作・映像/音響デザイン・メディアエンジニア・経営管理・営業の職種別で、第3希望まで選べる。全国を異動する「全国職員」に加え、勤務する道府県を特定する「地域職員」の枠がある。
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事業セグメント
国内放送
総合テレビ・Eテレ・BS・ラジオによる報道・教育・教養・娯楽番組の制作と送出。事業支出の最大項目で、全国の放送局ネットワークで地域情報も担う。
国際放送
テレビ・ラジオの国際放送「NHKワールド JAPAN」で、日本とアジアの情報を海外に発信する。国からの交付金も一部財源となる。
インターネット配信
2025年10月から必須業務化。放送と同じ情報内容をインターネットでも提供し、正確で信頼できる情報を発信する。
選考フロー
28卒(2028年3月卒)の想定スケジュール:インターンは2026年4月13日と8月18日に参加者募集が開始されており(公式)、対象は2026年4月1日時点で大学等に在学中の方などで28卒が含まれる。オンラインカレッジ(選考なし)も随時開催。本選考は27卒実績で、ES締切4月2日→書類選考結果4月24日→テストセンター受検4月下旬〜5月上旬→一次〜最終面接(5〜6月)。28卒も2027年3月〜4月上旬にES、4〜6月に適性検査と面接となる見込み(推定。2026年10月10日時点の公式募集要項ページは2027年度定期採用のままで、2028年度募集要項は未公開)。2026年前期インターンは、ジャーナリスト(記者・映像取材・映像制作)・アナウンサー・ディレクター・映像デザイン・音響デザイン・メディアエンジニア(デジタル体験)の各コースで募集された(就活情報アカウントが公式ページを引用して紹介)。
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マイページ登録・エントリーシート(書類選考)
所要:3月〜4月上旬(27卒実績)マイページ登録後にESを提出。希望業務を第3希望まで選び、全国職員か地域職員(37道府県から1つ)かを選ぶ。27卒は締切2026年4月2日、書類選考の結果発表は4月24日(公式)。
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一次試験:適性検査(テストセンター)・一次面接(WEB)
所要:面接20〜30分書類選考通過者が対象。適性検査はテストセンターで受検(27卒は4月24日〜5月8日のうち1日)。体験記ではSPI(言語・非言語・性格)。一次面接はWEB面接で、職種の現場社員が担当する報告が多い。
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二次試験:面接等(WEB)
所要:20〜30分WEB面接(公式)。希望勤務地(地方勤務の意向)や、やってみたい取材・番組・仕事の具体像を深掘りされる。アナウンサー職では、伝えたいことを30秒で自己撮影した動画選考の報告もある。
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三次試験:面接等(原則東京・対面)
所要:半日程度(推定)原則として東京で実施(公式)。公式FAQはカメラテストやグループディスカッションなど対面でしか実施できない選考があると説明している。体験記では、GD(例:特集番組を作る。27卒経営管理・営業では資料をもとに最適な選択肢を議論するケース型、30分の報告あり)や、過去年度の受信料・地域振興・イベント企画などを題材にしたGDの報告がある。記者・ディレクターの作文(漢字一文字などのテーマで800字・60分程度)は、オンライン・マイページで提出したという報告もあり、三次の対面で行うとは限らない。職種ごとの三次の組み合わせ(アナウンサーのカメラテストなど)は公開情報では確定できなかった。
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最終試験:面接(原則東京)
所要:20〜30分原則として東京で実施(公式)。役員クラスとの面接で、テレビ離れが進むなかでなぜNHKなのか、入局後に何をしたいかを問われた報告がある。
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内定
所要:—27卒の選考は4月下旬〜6月に集中。採用は原則として翌年4月1日(公式)。
注意点
- ・職種は第3希望まで選択。選考の過程で、適性や関心に応じて別の業務への変更を勧められることがある(公式)。
- ・「地域職員」は勤務する道府県を1つ特定して応募。東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・愛知・広島・福岡・宮城・愛媛は対象外、映像デザイン・音響デザインは全国職員のみ、北海道の地域職員は記者のみ(27卒募集要項)。
- ・入局前の実務経験や資格は不要で、カメラやアナウンスの技術は入局後に身につける前提(公式FAQ)。
- ・初任給は大学院(修士)卒268,860円、大学卒255,860円。全国職員と地域職員で違いはない(27卒募集要項)。
- ・応募資格は卒業見込み者のほか、入局時点で30歳未満であれば学歴不問(27卒募集要項)。
求める人物像(NHK「公共メディアの担い手」6因子。編集部の整理で、公式の評価基準ではありません)
募集要項・採用チームのメッセージに示された共通の求める人物像(公共メディアの使命達成のために他者と協働し、倫理観とヒューマニティをもって行動する/成長する努力を惜しまない)と、職種別の求める人物像(鋭い問題意識・正確さと速さ・伝える力・技術への対応力など)、および選考で繰り返し問われる観点(なぜ民放でなくNHKか、関心のあるニュース、地方勤務)を6因子に整理したもの。就活マスター編集部による再構成で、NHKの公式な評価基準ではない。
公共メディアの使命への共感
受信料で支えられる公共メディアとして、災害報道や信頼できる情報の提供で社会に貢献したいという思い。「なぜ民放ではなくNHKか」で必ず問われる。
高い人の特徴:公共放送ならではの役割(災害・地域・教育など)を自分の経験と結びつけて語れる、視聴率や収益では測れない価値を大切にできる注意ポイント:民放やネットメディアとの違いが説明できない、番組が好きという視聴者目線だけで、社会的な役割に触れない他者と協働し役割を果たす力
多様な専門職のチームの中で、必要とされる役割を見極めて果たす力。共通の求める人物像の中心にあり、GDでも見られる。
高い人の特徴:チームの目的に合わせて自分の役割を柔軟に変えられる、自分の意見を持ちつつ、議論をまとめる方向に動ける注意ポイント:自分の案を通すことにこだわり、チームの成果を損なう、役割が曖昧な場面で傍観してしまう倫理観とヒューマニティ
取材相手や視聴者への誠実さ、弱い立場の人への想像力をもって行動する力。正確で公平な情報発信の土台となる。
高い人の特徴:相手の立場や痛みを想像し、配慮ある行動がとれる、不確かな情報を安易に広めない慎重さがある注意ポイント:話題性を優先して、相手への配慮や事実確認を軽視する、自分と異なる立場の人の視点を想像できない鋭い問題意識と探究心
社会の出来事の背景に迫り、まだ知られていない事実や視点を掘り起こそうとする姿勢。ディレクター・記者の求める人物像に直結し、関心のあるニュースを問う設問でも試される。
高い人の特徴:気になった出来事を自分の足で調べ、一次情報に当たる、ニュースの背景や構造について自分なりの問いを立てられる注意ポイント:関心のあるニュースを聞かれても見出しレベルの知識しかない、既存の報道の受け売りで、自分の視点がない分かりやすく伝え切る表現力
情報や感動を、映像・言葉・音・デザインなど自分の手段で、視聴者に届くかたちにする力。作文、アナウンサーの動画選考、面接での話し方で見られる。
高い人の特徴:複雑な内容を、相手に合わせて短く分かりやすく言い換えられる、自分が伝えたいことを、具体的な表現の工夫とともに語れる注意ポイント:伝えたいことが多すぎて焦点がぼやける、決まり文句に頼り、自分の言葉で表現できない成長へのエンジン(学び続ける力)
今のスキルより、地域や誰かのために成長する努力を惜しまない姿勢。採用チームが「いま何ができるか」を重視しないと明言している。技術や環境の変化への柔軟さも含む。
高い人の特徴:未経験のことでも、必要なら自分で学んで身につけてきた、異動や地方勤務を成長の機会と捉えられる注意ポイント:今できることだけで勝負しようとする、環境の変化や慣れない土地での勤務に消極的
適性検査
SPI(テストセンター)。27卒募集要項に「テストセンターでの適性検査等の受検」と明記され、リクルートのSPI受検案内へのリンクがある。ワンキャリア・就活会議の体験記も言語・非言語・性格のSPIで一致(言語・非言語で約35分、性格約30分)。インターン選考では英語を含む報告もある。これとは別に、記者・ディレクター職などで作文(漢字一文字などのテーマで800字・60分程度。オンライン・マイページで提出したという報告もある)の報告が複数あるが、記述式のため独自の模擬テストは作成せず、面接欄で対策を説明している。一般常識・時事の選択式筆記の報告は確認できなかった。確度は高い(SPIについて)。
情報源(14件、Tier付き)
- T1[official]https://www.nhk.or.jp/saiyo/recruit/recruitment/2027年度定期採用募集要項。募集区分(ディレクター・映像デザイン・音響デザイン・記者・映像取材・映像制作・アナウンサー・メディアエンジニア・経営管理・営業、第3希望まで選択)、職種別の求める人物像、全国職員/地域職員、初任給、ES締切2026年4月2日、書類選考→一次(WEB面接・テストセンターでの適性検査等)→二次(WEB面接)→三次・最終(原則東京)。2026-10-10の再確認でも掲載は2027年度要項のままで、28卒向け(2028年度)は未掲載。
- T1[official]https://www.nhk.or.jp/saiyo/recruit/qa/よくある質問。入局前の実務経験・資格は不要、公共メディアの使命への理解と協業できるかで選考、カメラテストやGDなど対面でしか実施できない選考がある、初期面接はオンライン、全国職員と地域職員の処遇は同じ。
- T1[official]https://www.nhk.or.jp/saiyo/recruit/intern/イベント・インターンページ。2026年4月13日にインターン参加者募集開始、オンラインカレッジ(選考なし)、対象は2026年4月1日時点で大学等に在学中の方など(28卒が対象に含まれる)。
- T1[official]https://www.nhk.or.jp/saiyo/recruit/message/採用チームからのメッセージ。「いま何ができるか」ではなく、公共メディアの使命に共感し成長する努力を惜しまないマインドを重視。
- T1[official]https://www.nhk.or.jp/saiyo/about/vision/NHKのビジョン。情報空間の健全性の確保、経営計画(2024-2026年度)のコンテンツ戦略6つの柱。
- T1[official]https://www.nhk.or.jp/info/pr/kessan/assets/pdf/2025/gaiyou_r07_1.pdf2025年度(令和7年度)決算概要(単体・連結)。一般勘定の事業収入6,130億円(うち受信料5,851億円)、事業支出6,449億円、事業収支差金318億円の不足。2025年10月からインターネット配信が必須業務化。
- T1[official]https://www.nhk.or.jp/saiyo/新卒採用トップ。採用メッセージ「誰かのために、あなたと。」、2026年8月18日にインターン参加者募集開始のお知らせ。 2026-10-10時点の最新のお知らせも同じ(2028年度本選考の告知なし)。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/6/34/177ES・選考体験談一覧。27卒本選考・インターンの職種別ES設問と字数、Webテスト時間、記者・ディレクターの作文(60分・800字)、経営管理・営業のGD形式。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/177/middle_categories/testWebテスト・筆記試験体験談。SPI(言語・非言語・性格、テストセンター受検が中心)と、漢字一文字(例:「音」「護」「値」)をテーマにした800字以内の作文(多くは60分)の報告。作文はオンライン・マイページでの提出という報告もある。職種別では経営管理・営業はSPI、記者は作文、ディレクターは作文またはSPI。21〜27卒。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/177/middle_categories/interview面接体験談。面接は3〜4回、和やかな雰囲気で深掘りが多い。職種別の質問傾向。
- T3[media]https://syukatsu-kaigi.jp/companies/88440/screening_experiences就活会議の本選考体験記。記者職のフロー(ES→SPI→一次・二次WEB面接→作文→GD→三次・最終対面)、アナウンサー職の30秒自己撮影動画選考など。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/177/middle_categories/group_discussionGD体験談一覧(16件、すべて本選考・対面)。27卒経営管理・営業で資料をもとに最適な選択肢を議論するGD(30分の報告もあり)、24卒でイベント企画や「〇〇は××だ」を論じるテーマ、23卒で受信料の支払率を上げる施策(6人)、エンジニア職の安心・安全への取り組みなど。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/177/middle_categories/entry_sheetES一覧。「あなたが働く場としてNHKを志望した理由と、NHKでやってみたい仕事」が25〜27卒の本選考で継続、26卒インターン(記者)の「第1希望のコースで、その仕事に興味を持った理由を具体的に教えてください」、25卒インターンの「ディレクターコースを選んだ理由を述べてください」(400字以下)。
- T2[onecareer]https://www.onecareer.jp/experiences/companies/177/middle_categories/ob_interviewOB・OG訪問体験談(19卒の2件のみ)。学生側から、職場の雰囲気・ワークライフバランス・転勤・入局後のギャップ・職員がNHKと職種を選んだ理由などを質問したという内容。職員から学生に聞かれた内容の記載はない。
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