論理的読解言語GAB
ある大学のバスケットボール部では、三年前から試合の映像をもとに選手の動きをデータ化する取り組みを行っている。分析を担当するのは、選手ではない学生のスタッフである。スタッフは、どの位置から打ったシュートが決まりやすいか、どの選手の組み合わせで失点が少ないかといったデータを集計し、監督や選手に報告している。スタッフの多くは、高校時代にバスケットボールの経験がある学生だという。分析の結果、シュートの成功率はゴールから遠い位置ほど低いが、得点の期待値で見ると、ゴール近くと遠くの三点シュートが高く、その中間の距離が最も低いことがわかった。これを受けてチームは、中間距離からのシュートを減らす戦術に切り替えた。切り替えた年のリーグ戦では、前年より順位が上がった。ただし、監督は、新しく入った一年生の活躍も大きかったと述べている。
分析では、中間距離からのシュートの得点期待値が最も低かった。